CLIE
「クリエ」サポート


〜アドバイザーに訊け〜解決!「クリエ」バイブル
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第8回:「クリエ」のシステム拡張を極める!


概要:
過去 7回の活用術で、「クリエ」の基本的な使い方や簡単なトラブルは、マスターできましたか?さて、今回は、自分の好みにあわせたクリエのカスタマイズを行っていくことにしましょう。システムのカスタマイズでイメージが変わるものにフォントと、カラーテーマがあります。これらが少し変わるだけでも、ご自分の「クリエ」に愛着がわいてくるかもしれませんよ。またこれ以外にも、自分が使いやすいようにハードボタンを設定したり、ちょっとした拡張機能のソフトウェアなどを導入することで、自分だけの使いやすい「クリエ」のできあがりです。「クリエ」に代表される Palm OS 搭載 PDA は、このカスタマイズ自体の楽しさも含めてその魅力となっているとも言われます。カスタマイズに終わりはなく、自分が納得できたときが本当の自分だけの「クリエ」の完成とも言えるのではないでしょうか。

クリエネット相談室※なお、本情報についてのご質問などは「クリエ ネット相談室」までお願いいたします。

プロフィール:
なる

ASCII 社刊行の「Palm Magazine」では「CLIE Magazine」コーナーを担当。自身のホームページでは、上級者にとっても役立つ Tips や、鋭い切り口のコラムを展開中です。
・ホームページ:CLIE Park

* PDAStyle にてお取り扱いしておりましたアプリケーションは、提供を終了させていただきました。詳しくは、以下のWebページをご覧ください。
「PDAソフトウエア」「ルプラン」サービス及び商品(コンテンツ)終了のお知らせ(2008.12.11)



1.カラーテーマを変えよう

Palm OS5.2 からは標準でカラーテーマを変えられるようになった。
「環境設定」→「一般」を選択し、一番したにあるテーマカラーから自分の好みに合ったものを選択してみよう。
オリジナルの下に、さまざまなテーマが数 10種類並んでいる。選択をしただけですぐに環境設定の画面が変わるのでイメージがつかめる。(図1,2,3)

図1
(図1)
図2
(図2)
図3
(図3)


また、OS3.5 以降のカラー液晶を持つ機種であれば、「ColorTheme」を使うことで同様のカスタマイズを行うことができる。
ダウンロードしたら、「ColorTheme.prc」、「ColorTheme_jpJP.prc」の両方を HotSync でインストールする。
「環境設定」→ [カラーテーマ] を選択するとプルダウンでこちらも数 10種類のカラーテーマを選択することができる。(図4,5,6)

図4
(図4)
図5
(図5)
図6
(図6)
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2.フォントを変える「リムフォント for クリエ」


「リムフォント for クリエ」は。「クリエ」のフォントを置き換えることができる。
置き換え用のソフトと、ノーマルサイズ 4種、ラージサイズ 4種の 8つのフォントがセットになっているので今までのフォント置き換えソフトのように、置き換えるフォントを別途コンバートしたりする必要がないため、初心者でも困ることはないだろう。
また OS5 以降に対応しているバージョン 2 以降は、フォントを太くしたり、Power FONT 形式のフォントを扱うこともできる。

インストール方法
インストール自体はそれほど難しくない。
「limfont20.prc」を HotSync で本体にインストールし、LIM〜〜.prc の名前のフォントファイルを、メモリースティック上の /Palm/Launcher(\PALM\Launcher)にコピーする(メモリースティックにコピーする場合は、「DataImport」を使うか、HotSync のインストールツールでインストール先の変更を行ってメモリースティックに変更する)。
なお、メモリースティック上のフォントファイルは、インストール後にフォントの設定を行った後は消してしまっても問題ない。

フォントの割り当て方法
リムフォントを起動すると設定する画面が表示される。(図7)
フォント名の右にあるボックスをタップすると、フォント選択画面が表示されるので、置き換えるフォントを選択する。選択した時点でその下に表示されている例が変わりどんなフォントかがわかるようになっている。
これを、ノーマル、ノーマル Bold、ラージ、ラージ Bold の 4種類のフォントに対して指定する。
すべて指定し終わったら、「決定」ボタンを選択する。これでリセットがかかりフォントが変更される。
すべてのアプリケーションで、ノーマルフォント、ラージフォントを使って表示されているフォントは変更になっている。(図8,9,10,11)
ただし、リムフォントは Tiny フォントやスモールフォントの小さいフォント自体の変更はできない。
  図7
(図7)

図8
(図8)
図9
(図9)
図10
(図10)
図11
(図11)

困ったときは?
Q.1.起動させようとすると「Other font extension Program… というエラーが出て起動しない」
A.1. リムフォント以外のフォント置き換えソフトを使っていたり、そのデータが残っている場合にでるメッセージです。そのソフトを無効にしてソフトリセットを行う必要があります。一番間違えのないのは、MS Backup を使ってバックアップを行った上でハードリセットをした状態でリムフォントを起動することです。
Q.2. フォントがリストに出てきません。
A.2. メモリースティック上のフォントのインストール場所がおかしい場合フォントが見えなくてリストに表示されません。再度フォントファイルの場所を確認してください。また UX50 の場合、内蔵メモリが優先されるためフォントはメモリースティックではなく内蔵 RAM の同じ場所にインストールする必要があります。

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3.ハードボタンをカスタマイズ! FlexButton

ボタンの設定をカスタマイズするには「FlexButton」を使用する。
たとえば、TH55 や TJ37 などを使っている場合に、通常のアプリを使っているときに、キャプチャーボタンを押してしまい、「CLIECamera」を立ち上げたことはないだろうか?
普段から、決まったソフトが割り当てられているボタンをほかの用途に使いたいことがある。これを満足してくれるのが「FlexButton」だ。(図12)

さらに、2004/6 時点でリリースされているベータ版に同梱の「FlexMapper」を使えば、ソフトウェア毎にボタンの設定をすることも可能になる。(図13)
「FlexButton」で全体的なボタンを設定し、特定のソフトウェアだけ本来の機能に割り当てたり、別の機能に割り当てたりすることが可能だ。(図14)

  図12
(図12)
インストール方法
ダウンロードしたファイルから「FlexButton.prc」を本体にインストールする。
OS5 以降で DA をハードボタンで起動する場合は、「DAHelper.prc」もインストールする必要がある。

FxMenu/FxMenu0-7.prc は、「FlexButton」で割り当てたキーを押すと立ち上がるランチャーなので、階層構造に設定することで、たくさんのソフトを立ち上げることもできる。またリモコンが使える「クリエ」では、「FxRmap.prc」をインストールすることでリモコンの機能を簡単に変えることができる。

  図13
(図13)
TH55 でキャプチャボタンをジョグプッシュに割り当て、「CLIECamera」の起動時のみ、通常のキャプチャボタンに割り当てたりするだけで、今まで使いにくかったアプリのボタンをカスタマイズできる。

他の例としては、メモ帳などの文章を表示するアプリケーションの場合には、ハードウエアボタンに辞書を割り当てておくと、調べたい単語をすぐに調べることができる。
  図14
(図14)
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4.ジョグとキーボードのカスタマイズ! KeyQuick

「KeyQuick」は、キーボード拡張ソフトだと思っていて、「KeyQuick」の一部機能が、ジョグの機能を拡張するものだという事を知らない人も多い。
もちろん本来の使い方である TG や NX のキーボードのカスタマイズを行う用途としても使うことができるが、簡易設定内のコントロールタップ起動に「ジョグの長押し」を割り当てることによって、往年の「PowerJOG」とほとんど同じ動きをさせることができる。
OS4 の「クリエ」を使って「PowerJOG」の便利さを痛感していたユーザにとって、OS5 対応の「PowerJOG」がないのは機種の交換のデメリットになっている場合もあると思う。
そういう場合は、ぜひ右記の設定を試してみていただきたい。(図15,16)
  図15
(図15)
また TH55 の場合、サイドメニューに、キャプチャーボタンの長押しを割り当て、
サイドメニュー内に「メニュー」「電源 OFF」「1つ前のアプリケーション」などを登録することで、ジョグとキャプチャーボタンを使って一連の動作を行うように設定をすることもできる。
これならば、フリップを開かない状態でほとんどのことができるため、満員電車の中などで片手しか使えない状態でも、問題なく CLIE を使うことができる。

  図16
(図16)
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5.文字を選択した後さまざまな機能を簡単に呼び出す TextMenu

文字列を選択したあとに行いたい行為は決まっている。
選択を終えた後、これらのメニューがポップアップする拡張機能がある。これが「TextMenu」だ。
機能モジュールが用意されていて、自分の使うものを選択しておく。(図17)

・TMCutPlugin.prc(Cut) テキストをカット
・TMCopyPlugin.prc(Copy) テキストをコピー
・TMDictPlugin.prc(辞書を引く) 選択した文字列で辞書を引く
・TMGooglePlugin.prc(Google) ブラウザ経由で Google 検索を行う
・TMFindPlugin.prc(Find) 選択された文字列で検索を行う
・TMOpenURLPlugin.prc ブラウザ経由で URL を開く

  図17
(図17)
実際に使う場合、文字を選択すれば、その直後ポップアップで機能一覧が表示されるので使う機能をタップするだけでよい。これでコピーしたり、「NetFront」を起動してサイトを開いたり、辞書を引いたりということが可能になる。(図18)

なお、作者の ogaoga さんからの情報では、「TextMenu」の導入で、

・PicselViewer の起動が遅くなる。
・テキストフィールドによっては、動作しない。(予定表、ToDo、アドレス、NetFront、etc...)

などの症状が発生することもあるので、その点のみ注意していただきたい。
  図18
(図18)
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6.ネットワーク接続を簡単に接続/切断する HotSwitch

ブラウザやメールを使い終わった後に無線 LAN を切り忘れ、再度ブラウザを起動して切断だけを行ったり、環境設定のネットワークを立ち上げて、切断をタップしたりした経験はないだろうか。また接続を行うだけのために環境設定を起動するのも意外に大変だ。
「HotSwitch」はネットワークの接続切断だけを行うソフトウェアだ。(図19)

機能としては本当に些細なものと思えるかも知れない。また実際に使うとなるとわざわざアプリを立ち上げたり「FlexButton」で割り当てたりしなければならず思った使い方をしたい場合には設定が大変なこともある。しかし単体の機能に特化しているため、本当に必要としている人にとっては、軽く、サイズが小さく、マニュアル見なくても設定ができるという本来のカスタマイズに必要なものがすべてそろっている。

  図19
(図19)
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7.最後に

カスタマイズを行う代表例を挙げたが、「HotSwitch」だけは、系統が異なると思われるだろう。なぜ「HotSwitch」を取り上げたかというと、Palm OS を搭載するクリエのカスタマイズの本当の楽しさの原点になるからである。もちろん「HotSwitch」が原点だというのではなく、カスタマイズをするための「条件」をすべて持っているソフトだと感じているからだ。

最近では何でもひとつのソフトでできるというものが増えてきている。もちろん相性などを考えなくてもいいし、それ単体で導入している限り安定して使うことができる。それで満足できているかたは、今回のバイブルは必要ないのかもしれない。

何かのソフトを使っているときに、ほんの 1箇所「こうなればとても使いやすくなるのに」と感じたことがカスタマイズの原点になる。その 1箇所を改善するために膨大な時間と手間をかけることになることもある。

それでも、その 1箇所が解決できたときのうれしさが、カスタマイズの原点にある。いろいろなソフトと試して、世界にたった 1つの自分だけのクリエを作り上げていってほしい。完成してもしなくても、何よりも愛着がわいた自分だけの道具がそこにあるだろう。

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