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「クリエ」サポート


〜アドバイザーに訊け〜解決!「クリエ」バイブル
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第10回:無線LAN(ブロードバンド)を活用!


概要:
「クリエ」は通信手段が様々に存在し、各機種ごとに様々なソリューションが存在します。特にTH55やUX50では無線LANが内蔵されていて、PHSや携帯電話とは圧倒的に違う通信速度が楽しめます。また、自宅の無線LANアクセスポイントやホットスポットサービスなどを活用したいと言う方も多いかと思います。
ここではクリエで無線LANを使って、クリエをネットワークに接続する際のノウハウや、陥りやすいトラブルの解決方法を「クリエ」アドバイザーの宮崎(ザッキィ)さんがご紹介します。。

クリエネット相談室※なお、本情報についてのご質問等は「クリエ ネット相談室」までお願いいたします。

プロフィール:
宮崎

仲間内の愛称は「ザッキィ」。某電機メーカーに勤務。モバイル製品をこよなく愛し、携帯の写真メールが始まる10年も前からモバイルで実践していたツワモノ。ひたすら一人旅に出ることが多く、モバイル機器は彼にとっての必携アイテムとか。通信関係では、特に携帯やPHSなどに造詣が深く、かなりディープに使いこなしていらっしゃるようです。



1.無線LANを使用するために必要なもの


クリエ側では機種によって大まかに2つの方法がある

  1. クリエのCF通信カードスロット及びメモリースティックスロットを使う
    (NX60,70V,73V,80V、NZ90、TJ25,37、TG50)

  2. クリエ内蔵の無線LAN機能を使う
    (TH55、UX50、VZ90)

それぞれ必要な機器やドライバのインストールについては、付属の取扱説明書やNCCLのホームページを参照して欲しい。

また、対向するアクセスポイントには…
  1. 自宅内に設置した無線LANアクセスポイントを利用する
    【自宅のアクセスポイントにつなげる】

  2. インターネットに接続されたパソコンをアクセスポイント代わりに利用する
    【Windows経由でインターネット共有接続する(アドホック)】

  3. ホットスポット(公衆無線LANサービス)などを利用する
    【公衆無線LANサービスにつなげる】
などがあげられる。

以下に各手順を示してみた、参考にして欲しい。


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2.自宅のアクセスポイントにつなげる

<*設定手順>

アクセスポイント側の設定

DHCP設定: ON
NetworkID(SSID): (メモをしておく)
WEP: (メモをしておく、WEPキーの種類もポイント)


クリエ側の設定

プロファイル名: 任意の名前
NetworkID(SSID): アクセスポイントで設定した名前
(アクセスポイント側で標準設定されている名前がある場合がある)
WEP: 通常は「なし」になっている▼をタップすると各WEPキーの種類を選択できる
アクセスポイントで設定したWEPキーの種類を選択すると入力できるようになる
接続種別: Infrastructure

【高度な設定】
IPアドレス: 自動にチェック
DNSアドレス: 自動にチェック
省電力モード: 有効にチェック


*トラブルシュート


・IDマスクなどの制限
アクセスポイントでIDをマスク(隠す)するなどの機能をONにしていいる場合は、無線LAN内蔵機種などでアクセスポイントを見つけられない場合がある、その場合は一端アクセスポイントのIDのマスク機能をOFFにするかクリエ側で自動接続ではなく手動でアクセスポイントのIDを指定して接続する必要があるので試して欲しい。

・DNSの自動取得
メールの送受信はできるのに、ブラウザでホームページが見られない事がある。そういう場合はこちらを「自動」ではなくプロバイダから提供されているアドレスを入れてみて欲しい。通常はルーターから情報をもらってクリエが自動対応するのだが、まれにできないことがあるようだ。

・WEPの種類など
AirMacベースステーションなどに接続する際には、WEPKeyがパスフレーズ方式のためそのままでは接続設定できない事が多い。ベースステーションのユーティリィティでいったんWEPキーを発行した後、メニューでパスフレーズ後のWEPKeyをメモしてその値をクリエ側に入力することで設定ができるようだ。また、AirMacExtreamなどで認識しない場合などはファームのVerを最新版にして試してみて欲しい。

・省電力設定
クリエでは無線LAN使用時に消費電力を押さえるため、省電力機能が標準でONになっている。「つながりにくい」もしくは「つながるけど不安定」などを感じることがあったらこの機能のチェックを外してみて欲しい。


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3.Windows経由でインターネット共有接続する(アドホック)

※すでに有線LAN(ローカル接続など)を通じてWindowsがインターネットに接続されており、Windows側は無線LANを内蔵、もしくは無線LANカードが使用可能の状態が前提なので、その点は了承してもらいたい。また、ネットワークの設定などが難しいと感じる時は 【自宅のアクセスポイントにつなげる】で利用することをお勧めしたい。

<*設定手順>

Windows側の設定など

マイネットワークのプロパティから利用できるネットワークの表示(図1-1)の詳細設定(図1-2)でワイヤレスネットワークの優先するネットワークの「追加」(図1-3)を選択し、Adhoc(PeertoPeer)を新規に作成する。(図1-4,5)

図1-1
(図1-1)

図1-2
(図1-2)

図1-3
(図1-3)

図1-4
(図1-4)

図1-5
(図1-5)


また、ローカル エリア接続のプロパティを開き「インターネット接続の共有」にチェックを入れる。(図1-6)

図1-6
(図1-6)


その後ワイヤレス ネットワーク接続のプロパティ(TCP/IP)で固定IPを設定する。(図1-7)

図1-7
(図1-7)


(上記でローカル エリア接続のプロパティを開き「インターネット接続の共有」にチェックを入れていれば、下記の設定が自動的に入ります)
  • 次のIPアドレスを使う
    IPアドレス:192.168.0.1
    サブネットマスク:255.255.255.0
  • 次のDNSサーバを使用する
    優先DNSサーバ:192.168.0.1
    代替DNSサーバ:空欄

クリエ側の設定


プロファイル名: 任意の名前
NetworkID(SSID): Windows側で設定した名前
(Windows側で標準設定されている名前がある場合がある)
WEP: 通常は「なし」になっている▼をタップすると各WEPキーの種類を選択できる
Windows側で設定したWEPキーの種類を選択すると入力できるようになる
接続種別: Adhoc
ch: Windows側で設定した任意のチャンネル

【高度な設定】
IPアドレス: 自動にチェック
DNSアドレス: 自動にチェック
省電力モード: 有効にチェック


※もし、接続できない場合は下記を試してみて欲しい。

【高度な設定】
IPアドレス: 192.168.0.2〜255(※他の無線機器とダブらないこと)
サブネットマスク: 255.255.255.0
ゲートウェイ: 192.168.0.1
DNSアドレス: プライマリDNS 192.168.0.1
セカンダリDNS 255.255.255.0
省電力モード: 有効にチェック


*トラブルシュート


・Windows側のローカル エリア接続で「インターネット接続の共有」が選べない

Windows側のワイヤレスネットワーク設定は WindowsXPならコントロールパネル→ネットワーク→プロパティ→「インターネットからこのコンピューターへのアクセスを制限したり防いだりして、コンピューターとネットワークを保護する」のチェックを外す を試して欲しい。(図2)

図2
(図2)

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4.公衆無線LANサービスにつなげる

<*設定手順>

クリエ側の設定

プロファイル名: 任意の名前
NetworkID(SSID): プロバイダで提供されている名前
WEP: 通常は「なし」になっている▼をタップすると各WEPキーの種類を選択できる
プロバイダで提供されたWEPキーの種類を選択すると入力できるようになる
接続種別: Infrastructure

【高度な設定】
IPアドレス: 自動にチェック
DNSアドレス: 自動にチェック
省電力モード: 有効にチェック

※公衆無線LANのプロバイダによっては、専用アプリケーションのインストールが必要であったり、接続後WEBブラウザでプロバイダから提供された別の接続認証情報を入れる必要がある。詳しくは下記の「クリエ」でワイヤレス接続を快適にご利用いただくための情報から各プロバイダの情報を確認してみて欲しい。


*トラブルシュート


・メールチェック時に接続しっぱなしにしないと認証が通らないなどの注意点

公衆無線LAN等でメールチェックができないときがある。これは大多数の事業者で無線LAN接続後ブラウザなどでサービスの認証を行うようにしているためだ。
クリエで接続したとき、CLIEMail単体で接続やNetFrontのオプション設定で「終了時に切断する」にチェックが入っていると接続はできても実際にネットワークサービスが利用できないことがあるので要注意だ。

なお、公衆無線LANのサービス詳細については下記を参照して欲しい。

「クリエ」でワイヤレス接続を快適にご利用いただくための情報
http://www.jp.sonystyle.com/peg/Wless_info/index.html

■公衆無線LANの参考
[PEG-UX50,PEG-TH55*,PEGA-WL***] ワイヤレス LAN スポットで電子メールの送受信ができない

http://qa.support.sony.jp/solution/S0309080001137/

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5.その他参考情報

■用語説明

(用語説明) アクセスポイント

http://qa.support.sony.jp/solution/S0407220001333/

(用語説明) NetworkID
http://qa.support.sony.jp/solution/S0210180000839/

(用語説明) WEP
http://qa.support.sony.jp/solution/S0210180000840/

(用語説明) インフラストラクチャモード
http://qa.support.sony.jp/solution/S0408100001542/

(用語説明) アド ホック モード
http://qa.support.sony.jp/solution/S0408100001541/


*トラブルシュート

・無線LANでHotsync時する際にHotsyncできない場合、ルーターやOSのセキュリティ設定でHotsyncが使うポートがふさがれている可能性がある。

WindowsXPならコントロールパネル→ネットワーク→プロパティ→「インターネットからこのコンピューターへのアクセスを制限したり防いだりして、コンピューターとネットワークを保護する」のチェックを外す。
ただし、ネットワークのセキュリティが低下してしまったり、逆にインターネットに接続ができなくなったりする事があるので、あくまでも自己責任で慎重に下記情報を元に設定して欲しい。

無線LANでHotsyncに使用するポート

TCP: 14237
UDP: 14238

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6.活用

さて、通信速度が速くなると何ができるのか?
筆者では以下のソフトを利用して快適なブロードバンドライフを楽しんでいる。


PocketTunes

MP3プレイヤー、ストリーミングにも対応しているアプリケーション。
公衆無線LANなどでストリーミング放送(インターネットラジオ)や手持ちのMP3データのリスニングに活用。(図3)
(TH55,UX50,VZ90で利用可能)

図3
(図3)

参考情報:
「クリエ」使い方ノート、「クリエ」で音楽を楽しみたい(その2 インターネットラジオの巻)
http://www.sony.jp/CLIE/enjoy/tips/12/index.html


WiFile

ファイル共有アプリケーション。
クリエから無線LANを使用してパソコンの共有フォルダとファイルのやりとりが可能になる。
メモリースティック以外の強力な外部ストレージとして利用可能。
ソニー製のポータブルファイルサーバFSV1を利用してクリエ用の写真データやムービー音楽ファイルをストックしている。前述のPocketTunesと組み合わせてストリーミング再生も可能(図4-1、4-2)

図4-1 図4-2
(図4-1) (図4-2)

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7.まとめ

無線LANと言うとネットワークの知識が必要だったり追加投資が必要だったりとなにかと敷居が高いと思われる向きがある。しかし、一度その敷居を乗り越えると非常に快適な環境とリッチなコンテンツが楽しめる世界が開けるので、ぜひともトライしてみて欲しい。

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